工場のおっちゃんを、スターにする。|SORA-NEXTAI 五十嵐稔が挑む現場プロジェクト

共創脈々-あほちゃうビジネスグランプリで発表した「工場のおっちゃんを、スターにする。」プロジェクトのコンセプトボード。現場33年の経験を活かし、建設業・製造業の技術継承とAI活用、現場DX、採用ブランディングを提案。

株式会社SORA-NEXTAIは、2026年7月17日に大阪商工会議所で開催された 「共創脈々-あほちゃうビジネスグランプリ ビジネスアイデア発表会&交流会」 に参加しました。

今回は、建設業・製造業の現場で長年働いてきた人たちの経験や技術を、 AIと情報発信の力で未来へつなぐ 「工場のおっちゃんを、スターにする。」 という構想を発表しました。

「工場のおっちゃんを、スターにする。」は、 株式会社SORA-NEXTAI代表・五十嵐稔が、 33年間の現場経験から発案したプロジェクトです。 現場で働く職人を主役にし、AI・映像・ファッションなどの力を活用して、 技術継承、採用、企業ブランディングにつなげることを目指しています。

大阪商工会議所で工場のおっちゃんをスターにするプロジェクトを発表する株式会社SORA-NEXTAI
大阪商工会議所で開催された「共創脈々-あほちゃうビジネスグランプリ」ビジネスアイデア発表会&交流会

共創脈々-あほちゃうビジネスグランプリとは

「共創脈々-あほちゃうビジネスグランプリ」は、 大阪商工会議所が主催し、協同組合関西ファッション連合が共催する 万博リボーンチャレンジNext事業です。

2025年大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオン 「リボーンチャレンジ」で生まれた企業同士の共創経験を受け継ぎ、 繊維・ファッション産業と異業種の企業が連携して、 新しいビジネスプランを生み出すことを目的としています。

通常のビジネスコンテストのように、 すでに完成した事業計画の優劣だけを競うものではありません。

参加企業が、それぞれの技術、素材、経験、アイデアを持ち寄り、 異業種による「共創グループ」をつくり、 ミーティングや勉強会、相談会を通じて、 思わず「あほちゃう!?」と言いたくなるような、 面白く、ワクワクする新しい事業を形にしていく取り組みです。

「あほちゃう」は、否定ではなく挑戦への評価

ここで使われている「あほちゃう」という言葉は、 無謀さを否定する意味ではありません。 常識の範囲に収まらない発想や、 すぐには利益につながるか分からない挑戦に対し、 「そこまでやるのか」「でも面白い」と感じる、 大阪らしい期待と驚きを含んだ言葉だと受け止めています。

全体プロデューサーは中島さち子氏

本事業の全体プロデューサーを務めるのは、 音楽家、数学研究者、STEAM教育者として活動する 中島さち子氏です。

中島さち子氏は株式会社steAmの代表取締役を務め、 音楽、数学、科学、技術、工学、アートなど、 異なる分野を横断しながら、 新しい学びや創造の場を生み出してこられました。

2025年大阪・関西万博では、 テーマ事業「いのちを高める」のプロデューサーを務め、 「いのちの遊び場 クラゲ館」 を手掛けています。

異なる業種、感性、技術を組み合わせながら、 既存の業界の枠を超えた価値を生み出していく。 その考え方は、SORA-NEXTAIが目指している 「現場経験とAIを掛け合わせる」という事業にも通じるものがあります。

2026年7月17日、ビジネスアイデア発表会&交流会に参加

2026年7月17日、 「共創脈々-あほちゃうビジネスグランプリ」の ビジネスアイデア発表会&交流会が開催されました。

参加企業は、自社が提供できる技術、経験、商品、素材、 そして今後実現したい事業構想を発表しました。

株式会社SORA-NEXTAIの工場のおっちゃんをスターにする展示ブース
「工場のおっちゃんを、スターにする。」を掲げた株式会社SORA-NEXTAIの展示

SORA-NEXTAIが発表した「工場のおっちゃんを、スターにする。」

株式会社SORA-NEXTAIが発表したテーマは、 「工場のおっちゃんを、スターにする。」 です。

この構想の出発点にあるのは、 「もっと格好いい作業服をつくりたい」ということだけではありません。

現場で働く人自身が、 自分の仕事や会社に誇りを持てる環境をつくりたい。 そして若い求職者から見ても、 「この会社で働いてみたい」 「この仕事、ちょっと格好いいな」 と思ってもらえる現場を増やしたい。

その入口のひとつとして、 私たちは「現場で毎日着る服」に注目しています。

なぜ建設現場の服は変わったのに、工場の服は変わりにくかったのか

建設現場で働く職人の服装は、 長い時間をかけて大きく変化してきました。

動きやすさや安全性だけでなく、 シルエット、素材、色、デザインなどにも多くの選択肢が生まれ、 作業服を自分で選ぶ文化も広がっています。

一方、製造業の工場では、 青、紺、グレーなどを基調とした企業ユニフォームが 今も多く使われています。

もちろん、すべての工場のユニフォームが昔のままというわけではありません。 大企業を中心に、機能性とデザイン性を両立し、 企業ブランドの一部としてユニフォームを活用している例もあります。

では、なぜ中小製造業や町工場では、 建設業ほど「着る人がワクワクする仕事着」という考え方が 広がってこなかったのでしょうか。

会社による一括購入、安全性、耐久性、洗濯、 統一感、コスト、管理のしやすさなど、 工場のユニフォームには多くの条件があります。

だからこそ私たちは、 これまでの機能を否定するのではなく、 そこへ「着る本人の気持ち」という新しい視点を 加えられないかと考えています。

ブルーカラーという言葉は「仕事着」から生まれた

「ブルーカラー」という言葉は、 工場や建設などの現場で働く人たちが 青系の丈夫な仕事着を着ていたことに由来するとされています。

つまり、働く人に対する社会のイメージを表す言葉そのものが、 仕事着と深く結びついてきたということです。

それならば、 仕事着から生まれたブルーカラーのイメージを、 もう一度、仕事着から変えることはできないだろうか。

仕事着から生まれたイメージなら、
もう一度、仕事着から変えられるかもしれない。

目指すのは「会社が着せる服」から「働く人が着たくなる服」へ

工場のユニフォームには、 安全性や機能性が欠かせません。

しかし、それと同じくらい、 毎日その服を着る人がどう感じるかも大切ではないでしょうか。

誰かに見てもらわなくてもいい。

朝、仕事に行くときに制服を着て、 鏡を見た瞬間に、

「今日の俺、ちょっとええやん。」

そう思えるだけでも、 仕事に向かう気持ちは少し変わるかもしれません。

「会社から支給されたから着る服」から、 「この服を着て働きたいと思える服」へ。

それが「工場のおっちゃんを、スターにする。」で 挑戦したいテーマのひとつです。

作業服を変えることは、採用にもつながるのか

中小製造業では、人材不足や若手採用が 大きな経営課題になっています。

求職者が会社を判断するとき、 給与や休日だけを見ているわけではありません。

Webサイト、採用ページ、SNS、会社見学などを通して、 「どんな場所で働くのか」 「どんな人と働くのか」 「自分がそこで働いている姿を想像できるか」 という部分も重要です。

そこで働いている人たちが、 清潔感があり、機能的で、 そして本人たちが気に入っているユニフォームを着ていれば、 会社全体の印象も変わります。

作業服だけで採用問題のすべてが解決するわけではありません。

しかし、 「この会社、なんかええな」 と感じてもらう最初のきっかけにはなれると考えています。

本当にスターにしたいのは「服」ではなく「人」

「スターにする」といっても、 単に有名人をつくることが目的ではありません。

現場で働く熟練者の技術や知識を見える化し、 その人が会社や社会にとって どれほど重要な存在なのかを伝えることが目的です。

図面やマニュアルだけでは分からない段取り、 音や振動による機械の異常判断、 作業環境に応じた安全上の工夫、 品質を保つための微妙な力加減。

現場には、何十年もの経験によって培われた 数え切れないほどの技術があります。

ところが、その価値は外からはほとんど見えません。

だからこそ、服を入口として、 その人の技術、仕事、人生まで伝えていきたいと考えています。

AIが主役ではなく、現場で働く人が主役。

AIは、現場の人の仕事を奪うためではなく、 これまで見えにくかった経験や技術の価値を整理し、 多くの人へ伝えるために活用します。

現場33年の経験から感じてきたこと

株式会社SORA-NEXTAI代表・五十嵐稔は、 建設業や製造業などの現場に33年間携わってきました。

現場作業、施工管理、見積、手配、営業、 安全管理、人材育成などに関わる中で、 ベテラン社員が持つ技術や判断力が 十分に言語化されていない状況を数多く見てきました。

同時に感じてきたのが、 現場で働く人たちが持つ技術や経験が、 社会から十分に評価されていないということです。

ものづくりを支えているのは、 工場の機械だけではありません。

その機械を扱い、 異常を察知し、 品質を守り、 次の世代へ技術を伝えている 「人」です。

AIと映像で、おっちゃんの技術と物語を残す

SORA-NEXTAIがこのプロジェクトで担える大きな役割が、 AIとデジタル技術の活用です。

熟練者へのインタビューをAIで整理する。 実際の作業を動画で撮影する。 作業中の説明から手順や注意点を整理する。

そうして蓄積した情報は、 社内マニュアル、研修資料、FAQ、チェックリスト、 動画教材などへ展開できます。

公開できる情報については、 YouTube、Instagram、採用サイト、企業ブログなどで発信することで、 会社の技術力や働く人の魅力を社外へ伝えることもできます。

例えば、 「溶接歴40年」 「0.01mmの違いを見抜く職人」 「この機械を30年間扱ってきた技術者」。

これまで会社の中だけに存在していた 一人ひとりの物語を表に出す。

それも、 「工場のおっちゃんを、スターにする。」 の重要な取り組みです。

服を変えたら、本当に会社は変わるのか

私たちは、この取り組みを 感覚だけで終わらせたくありません。

ユニフォーム導入前後で、 働く人の満足度、 会社への愛着、 採用応募数、 採用サイトの閲覧状況、 SNSでの反応などを確認することで、 実際にどのような変化が起きるのかを検証していきたいと考えています。

AIを活用してアンケートやヒアリング内容を分析し、 「格好良くなった」という感想だけではなく、 働く人や会社にどのような変化が生まれたのか を可視化することも目指します。

服を変えたいのではなく、働く人の気持ちと、働く場所の見え方を変えたい

私たちが変えたいのは、服だけではありません。

毎朝、その服を着る人の気持ち。

自分の仕事に対する誇り。

家族から見たお父さんの仕事。

若い求職者から見た町工場のイメージ。

そして、長年ものづくりを支えてきた人たちに対する 社会の見方そのものです。

服を変えたいのではなく、
働く人の気持ちと、働く場所の見え方を変えたい。

繊維・ファッション産業との共創で実現を目指す

「共創脈々-あほちゃうビジネスグランプリ」は、 繊維・ファッション産業と異業種との連携を軸にしています。

SORA-NEXTAIだけでは、 本格的なユニフォームの素材開発や製造、 ファッションデザインまで行うことはできません。

一方でSORA-NEXTAIには、 33年間の現場経験、 現場の課題を整理する力、 AI活用、 Web制作、 情報発信、 現場への導入・実証という強みがあります。

素材、縫製、ユニフォーム、デザイン、 環境、人材育成など、 異なる専門性を持つ企業と力を合わせることで、 一社だけでは生まれないものを形にできると考えています。

「工場のおっちゃんを、スターにする。」はここから始まる

このプロジェクトは、 まだ完成した事業ではありません。

これから共創グループでのミーティングを通じて、 各社の技術やアイデアを持ち寄りながら、 新しい可能性を探っていきます。

格好いい服をつくるだけなのか。 採用まで変えられるのか。 技術継承までつなげられるのか。 町工場のブランドそのものを変えられるのか。

答えは、まだ決まっていません。

だからこそ、 異なる業界の企業が集まって考える意味があります。

工場のおっちゃんを、スターにする。

現場で働く人が、もっと誇れる仕事へ。
若い人が、ちょっと憧れる仕事へ。
そして、長年培ってきた技術が次の世代へつながる現場へ。

大阪の建設業・製造業へ、現場で使えるAIを

生成AIやDXという言葉が広がる一方で、 中小企業の現場からは、 「何に使えばよいか分からない」 「社員が使いこなせない」 「導入しても続かない」 という声も聞かれます。

SORA-NEXTAIは、 AIツールを販売することだけを目的とせず、 現場の業務を確認し、 課題を整理し、 社員が実際に使える運用へ落とし込むところまで支援します。

AIを導入することが目的ではありません。

現場の人が働きやすくなり、 会社の技術が次の世代へ伝わり、 企業とそこで働く人の価値が 正しく社会へ届くことが目的です。

大阪商工会議所の公式ページ

「共創脈々-あほちゃうビジネスグランプリ」の事業概要などは、 大阪商工会議所の公式ページで確認できます。

共創脈々-あほちゃうビジネスグランプリ公式ページ

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このようなお悩みがございましたら、 株式会社SORA-NEXTAIへご相談ください。

現場経験33年の知見を生かし、 大阪の中小企業に合わせたAI導入と業務改善を支援します。

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